Hey! Say! JUMPに担降りすることを決めた話。

2014年7月12日。
この日は日テレのTHE MUSIC DAY 音楽のちからを見ていた。私は嵐が好きだ。2009年にドラマを見て大野さんから嵐を知り、大野担になった。
もともとジャニーズにはあまり詳しくないまま嵐ファンになったのだが、5年近くファンをしていれば嵐の先輩や後輩に少しずつ詳しくなっていく。そんな中、ジャニーズシャッフルメドレーを見た。
あー知ってる知ってる!と思わず言ってしまうような曲ばかりを、全く違うグループのメンバーが集まって歌っているのだ。面白くないわけがない。やっぱりジャニーズ面白いわー!とジャニーズに対してテンションが上がってしまった。せっかくなので他のグループも見てみることにした。

そしてHey! Say! JUMPを見つけてしまったのだ。

彼らは真っ白なジャケットを着てステージに立っていた。山田さんの横顔が凛として輝いていた。Ride With Meは聞いたことはあったが、曲としては私にヒットしていなかった。しかし初めてパフォーマンスとして見て、完全に見方が変わってしまった。めまぐるしく変わるフォーメーションにキレのあるダンス。えっ何これかっこいい…。
続くウィークエンダーは初めて聞く曲だったが、キャッチーなフレーズが頭から離れなくなった。「♪恋はキラリ ミステリー」って天才か。「ウィークエンドナイトは終わんない マジ迷宮なんです」と山田さんが歌っている後ろでジャケットの裾を翻してかっこよくターンする薮くんが好きだった。

これはもう見つけてしまったとしか言いようがない。Hey! Say! JUMP。もちろん知っている。山田さん、知念くんはもちろん、個人個人では見たことがあるメンバーもいた。でも、こんなにかっこいいグループに成長していたなんて知らなかった。若くて小さい子が集まったグループだと思ってたのに!(余談だが全員年上だった。顔年齢どうなってるんだ)

その日から毎日のようにウィークエンダーを聴きまくっていた。聴けば聴くほど神曲だ。思い余ってレンタルCDショップに駆け込んだ。しかしそこにウィークエンダーはなかった。当たり前だ。まだ発売していなかった。
仕方がないので今年発売したというアルバム、smartを借りてきた。これがめちゃくちゃ名盤だった。FOREVERの攻めっぷりとかっこよさには私の中のJUMP像を覆されたし、Ready GoとCome On A My Houseの可愛さは私が知っているJUMPそのものだった。Candleと、切なさ、ひきかえにの美しさには涙がこぼれた。どの曲も好きで好きでたまらなかったが、真っ先に好きになったのはコンパスローズだった。「雲の上で追いかけっこ」というフレーズのファンタジー感と「門限の9時」のギャップに撃ちぬかれた。天才の所業としか思えなかった。正しいオタクとして、歌詞を書き起こしてパート割の聴き分けを始めた。書き起こしてみると「哲学の正解なんてわからない 他の人見てもピンとこない」だの「どこまで行こうか地図はもう見ない 恐れるものなんてない」だのキラキラした弾けるようなフレーズばかり出てきて恐れ入ってしまった。気になったことは調べずにはいられないオタクなので作詞はいったい誰なのか検索した。

コンパスローズ 作詞:八乙女光

八乙女光?えっメンバーにいたよね!?
慌ててsmartの曲全ての作詞作曲者を検索した。切なさ、ひきかえには薮くん、Candleは山田さん、RELOADは有岡くんの作詞だった。もはや脳内プチパニック状態である。トドメを刺してきたのはCome back…?の作詞作曲が光くんだったことだ。コンパスローズであんなにファンタジー感あふれる詞を書いておいて「脳ある君は爪を隠すCat」だなんて、そんな。

一度知ってしまったら、もう知らなかったことには出来なくて、気づけば彼らを目で追うようになっていた。リトルトーキョーライブを見るようになった。リトラは内容であれこれ言われることが多かったが新規の私にとって見れるだけでありがたく、JUMP全員揃ったリトラクリスマススペシャルなんてもはや桃源郷だった。山田さんと裕翔くんがサンタが町にやってくるを歌い始めたときにはダブルエースの輝きにくらくらしたし聖母のような微笑みを浮かべ有岡くんと寄り添うようにジングルベルを歌う伊野尾さんはフランス人形かと思った。
FNS歌謡祭では高木くんがタオルをカメラに投げちゃってかわいいなって思ったし年越しCD-TVで髪を結んでいる薮くんにはときめいた。もちろんベストアーティストだって、いただきハイジャンプだって見た。
CDも遡るようにして借りてきて聴き込んだ。最近の曲だけがこんなにも名曲ぞろいなのかと思ったら1stアルバムからメンバー作詞作曲の曲があってびっくりしてしまった。
Chau♯は人生で初めて初回と初回プレス盤の複数枚買いをしてしまった。もう完敗である。JUMP楽しい。

担降りするということ

今年に入ってから担降りという言葉が頭にちらつき始めた。でもお茶の間に近いとはいえ5年続けた大野担をそう簡単に降りることは出来なかったので、金銭的にも時間的にも大変かもしれないが掛け持ちすることにした。好きの量を増やせばいいと思ったのだ。

結果的に言うと掛け持ちは無理だった。時間とか金銭的な問題ではなく、気持ち的に。私は好きなことがあるとそれに一点集中してしまうため、2つのグループにたいして同じ熱量の好きを持ち続けることは出来なかった。ではどうしたらいいのか。担降り問題なんて正直オタク以外からしたらどうでもいい話でここ数ヶ月ずっと迷っていた。私のアカウントをフォローしてくださってる方からしたらまだ降りてなかったのかよ!と思われるかもしれないが自分ではまだ降りていないつもりだったのだ。

先日久しぶりに(とは言っても2週間ぶりくらいに)嵐のライブDVDを見た。嵐がとても楽しそうで見ている私も幸せだった。バックを従えて踊る大野さんは世界一かっこよかった。

嵐にはついて行きたくなるような信頼感を抱いていて、それは担当を降りたところで変わらない。降りてもずっと好きなんだろうなと気づいた。だから、新しい好きを選ぼうと決めた。

誰を担当とするのか

グループ全体にまるっと落ちてしまったので決めるのはとても難しかった。しかし担当は1人派だ。9人もいるのに1人だけを選ぶだなんて贅沢な悩みだ。

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長らくじゃんぷちゃん内で担当迷子をしていた。どこを切りとってもじゃんぷちゃんはかわいいのでとても楽しい。薮様がかっこよくターンしたからじゃんぷちゃんを好きになったし、光くんの書く詞の世界観に引きずり込まれたし、伊野尾さんは聡明で美しいし、有岡くんにはリア恋沼に突き落とされそうだし、高木くんには美味しいご飯を食べさせたいし、一度は山田担やってみたいとも思ったし、知念様がステージで一番輝いてるなーって思う時もあるし、圭人くんは拳を握りしめて一生懸命応援したい。

でも一人を選ぶとするなら裕翔くんかなって思った。単純に、一番よく見てしまうし考えてしまうからだ。我ながら乙女思考すぎて恥ずかしい。

まさか小柄で無口でふわふわしてる人からデカくて元気いっぱいに奇怪な動きをする人に降りるとは思わなかった。人生何があるかわからない。

私はまだHey!Say! JUMPの今までを知らない。きっと全てを知ることは出来ないけれど、これから少しずつ知っていけることに今はとてもわくわくしている。今つらいことと言ったら家族に「へいせいじゃんぷ?何それ?」といった目線を向けられることと幼なじみに「これだから面食いは…」と罵られることくらいだ。新規超楽しい!               

短くまとめることが出来なかったのですが(笑)、ここまで読んで下さった方ありがとうございました!